ポプラ日記

「耳科 セカンドオピニオン」 のご案内
  • ブログ
2022年08月12日(金)
こんにちは五日市です

当院では皮膚科と耳科でセカンドオピニオンを受け付けております

今回は「耳科のセカンドオピニオン」についてご案内いたします

「こちらの動物病院では耳科の症状に対して何ができるのか?」ということですね

① 現状把握(診断)をなるべく詳しく行います・・・外耳炎、中耳炎・・といっても、風邪、胃腸炎と同じで原因は様々です。

② 今後の展望についていくつかのパターンをご案内・・・薬つけて様子見ましょう・・で維持できない症例に対して他の方法をご紹介できます

③ 使う薬剤の種類や検査内容・・・施設によって使うお薬や手順、方法はまちまちです、ご家庭の料理みたいですが、施設が異なれば様々なことが異なります

④ 耳内視鏡(特殊機材)を使用することでできることが多い・・耳道拡張、中耳洗浄、耳内ポリープの除去、鼓膜付近の頑固な汚れの除去などなど→結果として薬剤でのケアがしやすくなります

⑤ 外科適応と言われた場合、上記の治療によって回避できる症例も多い・・・それぞれにメリット、デメリットがありますので選択してみましょう、年齢や性格、飼い主さんの考えなど考慮いたします

「当院でできないこと・・」もご説明いたしますね

① 耳道の外科(全耳道切除術や鼓室包切開術など)・・・根治が期待できる反面、外科の得意な獣医師でも、耳科の外科は難易度の高い部類に入り、合併症や術後の経過が思わしくないケースもあります。当院では、外科適応になった場合、他施設をご紹介しております。

② CT、MRIの検査・・・この検査機械は大学病院やごく一部の動物病院でしか受けられない検査です。中耳炎の確認や、脳、外耳道の状態などの把握に有用です。必要によってはそのような施設をご紹介いたします。当院では、症状確認やレントゲン検査などを行い、まずはできる処置治療を行い、治療経過によって精査をご提案することがあります

上記のように当院の立ち位置としましては
なかなか治らない、ケアが困難な症例」に対し、診断の見直しと新たな方法をご提案できるということです
ただし、明らかに辛さが多い場合や、内視鏡などの治療の限界を感じる症例につきましては外科適応と判断させていただきます
「何とか外科を回避したい・・」という思いで日々処置を行なっており、その効果も実感しています!

なかなか治らない・・外科を勧められた・・という症例の80%(あくまでも当施設に来院された症例での感覚ですが)はコントロール可能な症例という印象です
もちろん内科療法も、費用、手間、時間がかかりますので、どちらがベストか?は状況によって異なります

外科手術は・・なるべく耳が無くなるのは避けたい・・というご意見をよくききますし、自分も本人に苦痛がなければなるべく避けたいですね
(歯科治療のような考えに似ていますが、温存できる方法を耳科でもご提案いたします)

「今以上に、良くなる方法があるんです!」
まだ、発展途上の分野で、このような治療を積極的に行なっている動物病院は少ないですが、治療症例を重ね皆様にその効果を実感していただけるよう精進して参ります。

その症例にとって、飼い主さんの考えにより、最善と思われる方法を一緒に考える一助になれれば幸いです