ポプラ日記

外耳炎治療薬のご案内
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2021年06月12日(土)
こんにちは

最近は暑くなりそろそろ夏を感じる季節になりましたね。
さて、暑くなると必然的に皮膚病、外耳炎が増加してきます。
外耳炎治療で困るのは・・家で点耳薬をつけれない・・というご相談・・。

病院ではおとなしい場合でも、自宅では豹変し、とっても嫌がり抵抗する・・。
ということがしばしば・・。

ということで、今回は持続型の点耳薬をご紹介いたします。

耳な中は耳垢(脂、細菌、毛、マラセチアなどの塊)が溜まり、痒み、不快感を示し、掻くことでさらに悪化します。

点耳薬や耳洗浄は有効ですが、自宅でのケアが大変な場合このような点耳薬があります
まずは
①オスルニア
この製剤は2週間ほど効果が持続し、クリーム状のため、耳の出口付近の痒みにも効果が期待できます


②ネプトラ
この製剤は1ヶ月ほど効果が持続する新しい製剤です(とても便利ですね!)
液体の製剤で、鼓膜付近への効果も期待できます。


もちろん点耳を自宅でできる場合は、症状に合わせて行うことで、再発防止につながりますので適材適所で使用することになります。また、汚れがある状態や、汚れの排泄機能がうまく働かない蓄膿タイプの場合は、オトスコープ(耳内視鏡)による耳内環境の積極的な整備が必要になりますので、治りが悪い場合は検討いたします。

これからの温かい季節、不快感がなるべくない状況で過ごせると良いですね!